PRIDEの魅力を語るうえで欠かせないのが、一夜で頂点を決める「グランプリ(GP)」トーナメントです。重量級の無差別級GPと、93kg以下のミドル級GPを軸に、世界中の強豪が一日で複数試合を勝ち抜き王者を争う過酷な大会は、数々の伝説を生みました。本サイトがアーカイブする2004〜2007年の黄金期を中心に、その流れを解説します。
2004年 ヘビー級グランプリ ― 皇帝ヒョードルの戴冠
2004年のヘビー級グランプリを制したのは、ロシアのエメリヤーエンコ・ヒョードルでした。PRIDEヘビー級王者としても君臨したヒョードルは、トーナメントでも他を寄せつけず優勝。「皇帝」の絶対的な強さを世界に刻みました。
2005年 ミドル級グランプリ ― ショーグンの衝撃
2005年は93kg以下のミドル級グランプリが開催され、ブラジルのシュートボクセ所属マウリシオ・"ショーグン"・ホアが優勝しました。2005年8月28日のPRIDE GRANDPRIX 2005 決勝戦(さいたまスーパーアリーナ)でトーナメントを制覇。サッカーボールキックや踏みつけを織り交ぜた圧倒的なラッシュで、新時代の到来を告げました。
2006年 無差別級グランプリ ― クロコップの完成
2006年は階級の枠を超えた無差別級(オープンウェイト)グランプリが行われ、クロアチアのミルコ・クロコップが優勝。2006年9月10日の決勝戦で頂点に立ちました。左ハイキックという必殺の武器を完成させたクロコップの戴冠は、彼のキャリアの集大成でした。
グランプリが生んだドラマ
一日に複数の強豪と戦うグランプリは、純粋な強さだけでなく、スタミナ・回復力・トーナメントの組み合わせの運までもが勝敗を左右します。だからこそ番狂わせと死闘が生まれ、PRIDEのグランプリは今なお語り継がれる名舞台となりました。各選手の詳しい歩みは、ヒョードル・クロコップ・ヴァンダレイ・シウバの各記事でご覧いただけます。