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2005/07/03 Vol.9
第9回PRIDEチャレンジレポート
「耳が聞こえない、それが何だ!」
ろう者の宮山が勝利、プロを目指す
 7月3日(日)東京・大森のゴールドジムにて『第9回PRIDEチャレンジ』が開催された。
 今回は全20試合と試合数は少なかったが、日本在住のブラジル人や日系ブラジル人が多数参加。シュート・ボクセばりに「ヘーイ!」という掛け声が飛び交うなど、楽しい一場面もあった。
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 特に注目されたのは第9試合のチャレンジ・グラップリングルールに出場した、宮山堅次(30歳、フリー)。彼は生まれながら耳が聞こえないというハンディキャップを持っているが、小学校3年から柔道を始めて現在は三段の腕前。昨年ロシアで開催された国際ろう者武道大会に出場し、81kg級と無差別級で銀メダルを獲得している。
 柔道衣を着てリングに上がった宮山は、同じく柔道経験者の金田昇士(27歳、BCG千鳥組)と対戦。片足を取って軸足を払って上になり、横四方からの絞め技であっという間に一本勝ちを収めた。
「倒した後、首と足のどちらかを狙おうと思いました。柔道の技を出せたと思います。満足しています。柔道のおかげです」と試合を振り返る宮山。目標はズバリ、「プロになってPRIDEに出る」ことだ。
 宮山は吉田VSホイス戦を見て感動し、プロの格闘家になる事を決意した。世間からはハンディキャップを持つ事から格闘技は危険だと言われ、学生時代の仲間もボクシングやレスリングなどの格闘技がやりたくても出来なかったという。彼の目的は最も激しい格闘技であるPRIDEに出場し、多くの仲間たちにやれば出来るという事を示したい事と、世間へのアピールをするためだ。
「耳が聞こえないから、それがどうした! という気持ちでやってます。体は他の人と同じなんだという事をアピールしていきたい」
 今回のチャレンジは「通過点だったので、勝つ事が出来てよかった。とにかく今日勝つことが必要だった」と宮山。「これからは打撃を習いたいと思います。まだ決まっていませんが、高阪剛さんのジムで練習していく予定です。次回のPRIDEチャレンジまでに、タイやブラジルにも修行に行って打撃ありのルールで闘ってみたい」と、次なる通過点へ向けて燃えている。
「セコンドの声が聞こえないのは問題ですが、ブレイクやインターバルの時に指示を得る事は出来る。柔道と同じで、レフェリーの動作は分かるので心配はないです」と、今後もチャレンジで実績を重ねていくつもりだ。
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宮山堅次

各賞受賞者
MVP 斉藤正臣
(高田道場)
競技本部長賞 アンドレ・ニシノ
(INFIGHT)
ドクター賞月村達雄
(高田道場)
デサント賞ペドロ・アキラ・オワダ・ジュニア
あっと驚く放送局賞ロドリゴ・セアブラ
(HARD COMBAT TEAM)、
長堂嘉夢
(戦ジム)
メビウス賞増渕博
(和術慧舟会)
島田裕二特別賞宮山堅次(フリー)
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