1月21日(日)埼玉・川口市にある吉田道場川口柔道クラブにて、『第21回
VIVA JUDO!』が開催された。今年初の開催となった今回は小学1年生〜6年生までの35名が参加し、柔道の楽しさに触れた。また大晦日のジェームス・トンプソン戦以来、約20日ぶりに吉田秀彦が公の場に現れ、元気な姿を見せた。
今年初となる川口柔道クラブでの『VIVA JUDO!』だったが、道場内に人が入りきらないほどの盛況ぶり。見学に訪れた子供たちからも「やってみたい!」と声が上がるほど、熱気のある教室となった。その熱気に後押しされるように、吉田秀彦も乱取りに参加し、柔道を通じて子供達にふれあい、満足気な表情を浮かべていた。
大晦日の試合以降、体調不良もあり練習はまだ再開していないという吉田。「(練習復帰は)やる気が起きたら(笑)。まあカズたちも試合があるし、人数が少ない中でやっているので、早く練習できるようにしてみんなの練習相手もしなきゃいけないし」とした上で、4月頃に復帰戦を行いたいと語った。
そして吉田が07年の目標として掲げた言葉が“リベンジ”だ。「勝てるかなと思っていたんだけど、上手くいかなかった。意識は飛んでないし、殴られたダメージはそんなになかった。なんでああなったか分からない」と、トンプソン戦を振り返り苦笑する吉田。「調子自体は悪くなかったんですよ。でもあの試合で体の改善が必要かなと思いました。今まで無理してきた分の積み重ねが、この年齢になって出てきた部分もあったし、無理して出来ることと出来ないことがあるのが分かったんです。そういった意味でもう少し体に気をつけて、やっていきたいなと思います」と、今年は基本的な体作りからスタートすることになる。そして「自分でも納得がいかなかったので、もう一度体を作り直してトンプソンにリベンジしたい。次にやる時は勝ちにこだわってやりますよ」と、トンプソンへのリベンジを誓った。
昨年大晦日には田村潔司からの対戦要求があり、さらには今年からPRIDEスーパーヘビー級が新設されるなど吉田の去就には注目が集まるが、吉田は「田村戦は機会があれば。ただし現状で田村さんとやっても失礼ですし、もうちょっと鍛え直して頑張りたいと思います。(スーパーヘビー級への挑戦は)まずは体を作らないといけないと思います。自分の体と相談しながら考えます」とコメント。参戦が噂されるPRIDEアメリカ大会についても「出てみたいと思います。ただ早く地上波のテレビ放送も復活して欲しいし、そうなったら是非、日本で闘いたい」と話しており、一日も早い復帰が期待される。
なお昨年から話が挙がっている吉田道場のアメリカ進出については「まずアメリカに行く先生を用意しないといけません。物件も色々と見ているんですが、基準が厳しいんですよ。いい物件が見つからないというのが現実です」と吉田。「そういった兼ね合いを見て、練習できる環境ができればいいんですが、(アメリカの道場は)早く作りたいですよね」と報告した。
大晦日にマウリシオ・ショーグンに敗れはしたものの、大接戦を演じて株を上げた中村カズ。「20分間、気持ちが切れずに闘えたことは収穫だったと思います。今までは気持ちが切れることがあったので。ショーグン戦は“試合をしているな”と感じました。ここ何戦かを含めてなんですが、離れすぎずにパンチを打てる距離で闘えるようになっていて、打ち合いの真骨頂が分かってきています」と、実りの多かった06年を振り返る。ショーグン戦で負った膝の怪我が完治しておらず、「いつもの追い込みの練習を100としたら、今は30くらいの練習」しかできていない状態だが、「試合後には蹴った脛が痛くて、病院では脛を見てもらいました。こういう膝の怪我は今までもよくあったので、試合直前には上手くもっていけると思います」と、出場予定メンバーに名を連ねている2月ラスベガス大会への出撃には問題ない様子。10月のラスベガス大会に引き続き、アメリカの地で再び大暴れしてもらいたいところだ。