5月20日(日)東京・西荻窪にある吉田道場・杉並柔道クラブにて、吉田秀彦の柔道教室『第23回VIVA
JUDO!』が行われた。今回も子供たちを相手に柔道の魅力がたっぷりと詰まった約2時間のセミナーを終え、吉田は爽やかな表情。イベント後には気になる近況と今後についてのコメントも行った。
柔道がどんなものか知らない子供たちや、興味はあるが触れる場所がない、そんな子供たちに柔道という競技に直に触れてもらって、柔道を身近に感じてもらうことを目的として行ってきた吉田秀彦の柔道教室『VIVA
JUDO!』。23回目を迎えた今回は、吉田秀彦、瀧本誠、中村和裕、小見川道大、村田龍一らが講師を務め、柔道人口の拡大に尽くした。
その成果とも言うべき大会が実現することが決定。9月2日(日)東京・文京区にある柔道の総本山、講道館大道場にて『第1回「VIVA
JUDO!」杯 小学生団体柔道大会』の開催が決定したのだ。
今年で5年目を迎える無料柔道教室『VIVA JUDO!』の参加者が延べ3,000人を超え、これをきっかけに柔道を始めた参加者も少なくない。その日頃の練習の成果を発揮できる場所として、今大会が開催されることになったのだ。イベント後のアンケートでも、「大会をやって欲しい」とのリクエストが初回から非常に多かったという。
その言葉を受けて、全日本柔道連盟および東京都柔道連盟と交渉を続けてきた結果、理事会で正式に受理され今回の大会開催の運びとなった。
今大会は史上初の7人制(小学校1年生〜6年生が全て出られるため)による小学生団体柔道大会となっており、200〜220チームの参加を予定。大会参加費は無料で、毎年の定期開催を予定している。来年には東京都武道館での開催、ゆくゆくは日本武道館を目指して全国大会規模にするべく申請しているという。子供たちにはまさしく“夢の舞台”となりそうだ。
大会は柔道の総本山・講道館で行われ、主催は財団法人東京都柔道連盟。これは、吉田らがやってきた柔道の普及活動が認められた第一歩といえるだろう。当日は約10分間、オリンピックの経験談や自分の子供時代の体験談など、吉田による講話も予定されている。しかもこれは、東京都柔道連盟の方からリクエストがあったものだという。
次の試合の予定がまだ決まっていない吉田だが、子供たちの元気な姿にエネルギーをもらったのか終始笑顔。にこやかに報道陣からの質問に答え、「現在のところ具体的なプランは固まっていませんが、いつ試合が組まれても大丈夫なように練習はしています。この世界、いつオファーが来るか分からないからね」と準備を進めているとのこと。
準備のひとつとして、ゴールデンウィーク中には吉田道場勢が5人揃ってボクシングの名門ヨネクラジムへの“通い合宿”を3日間敢行した。スパーリングを除くボクシングの基礎から技術的なものを午前と午後合わせて約3時間、3日間計10時間前後の練習をしたという。
ボクシングジムに通うのは3〜4年前、協栄ジムに通って以来のことだという。「海外の試合になると打撃が主体になってますし、これから国内もそうなっていくと思うので」と、ボクシング特訓の理由を語る。「必要があればまたジムに行くだろうし、道場でもやってますよ」と打撃強化に余念がない。
PRIDEとUFCの関係が深まったことで、UFC参戦もあるのか? との質問には、「僕はそんなに意識はしていませんが、いろんな場で試合が出来る機会が増えたというのは選手にとっていいこと」とし、「そういった意味でいろいろ対応できる練習をしていかなくちゃいけない。リングとオクタゴンはまた違いますからね」とUFC参戦を視野に入れた練習にも取り組んでいくことを匂わせる。
「可能性は広がったと思うので、早く試合が決まって、どちらでも出来るようにやっていきたいと思う」とPRIDEルールでもUFCルールでも対応できるようにしていくというが、試合のオファーが待ちきれないという構えだ。UFC参戦に関しても「年寄りだからどうかな?」と笑いながらも、「オファーがあればやりますよ」と受けて立つことを明らかにした。
「現在の体重? 分かりません(笑)。ヘビー級でやるかミドル級でやるかは、その時のオファー次第ですよ。落とす期間があるなら落としますしね。やれと言われた試合をやります」と吉田。刀はいつでも抜けるように研いでおく、との姿勢だ。