五味の写真をシュート・ボクセ勢が全員で踏み付け、ビリビリに破ってトイレに捨てるというVTRが場内に流れると、一気に緊張感が高まっていく。そう、前回の武士道で五味がアゼレードKOした後、なおも襲い掛かった行為に対してシュート・ボクセ勢は怒りに震えているのだ。
「五味に対して、俺が怒っているかって?もちろんだ。あいつがルイス・アゼレードに対して行った行為は、非常に残念に思った。俺だけじゃない。きっと世界中、日本中のファンも同じように思っているはずだ。あいつの行った行為が、俺のモチベーションを高めているんだよ」と語ったシウバは、「ハッキリ言ってやろう、あいつはただのゴミだ。あいつはプロとしてもっと成長しなければならない。サムライのスピリットを五味は持っていないね。さらに言うなら、俺はあいつを強敵だとは全く思っていない」と言い放った。
尋常ではないシュート・ボクセ勢の怒り。その全てが今夜、五味にぶつけられる。
一方の五味は「ジムの体制や引越しもあって、多少やりこめない部分はありました」と調整不足を匂わせるような発言。それでも、「新しいスタイルの五味を見せたいですね。今までの6試合とは違って、楽しめると思うし、いい作品が作れるんじゃないですかね」と自信は揺らがない。ハッキリとは言わなかったが、新しい技とは“蹴り”を意味しているのではないかと推測される。
シウバはイギリスの金網総合格闘技大会ケCageRageのベルトを肩に掛け、自らのテーマ曲を口ずさみながら拳を振り上げて入場。途中ではダンスも披露し、最後まで歌いきってのリングイン。続いての五味の入場では、割れんばかりの大歓声が沸き起こる! 五味は黒いフードを頭から被り、場内を眺めながら花道に歩を進める。その間、シウバは五味のテーマ曲でダウンを踊る。リングインした五味は、走ってリング内を一周した。