PRIDE 武士道 -其の十二-
2006.08.26 名古屋市総合体育館レインボーホール
PRIDE
第12試合 ライト級ワンマッチ1R10分、2R5分
1R 7分10秒 スリーパーホールド
PRIDEライト級チャンピオン、火の玉ボーイがいよいよ復活戦! 五味の今回のテーマは“大爆発”だ。「凄いものを見せられるんじゃないですか。テーマは“爆発”ですから。最後はみんなで盛り上がって終わっていいんじゃないですか? 『思い切ってやった五味隆典選手っていうのは、どんな爆発力を見せてくれんだ』っていうのを、今回のお客さんは見られるでしょう」と、大爆発を予告する。こういう発言をする時の五味は怖い。さらに五味は、「早くリングに上がりたい。珍しく緊張してますよ」と、早く闘いたくてウズウズしているようだ。試合後、勝利した時には「俺とやりたい日本人は、試合後に全員リングに上がって来い、と言うつもり」とも予告しており、勝利の後のマイクにも注目が集まる。
 しかし、そんな燃える五味に水を掛けるような発言をするのは、職業が消防士というファイターのデビッド・バロン。「パンチもレスリングもグラップリングも強い。簡単な試合にはならないと思う。ただし、寝技に関しては自分の方が間違いなく勝っているだろうね」と寝技に自信を窺わせるバロンは、「ヤツは火の玉ボーイと呼ばれているんだって? だったら消防士の俺がその火を消してやるよ」と挑発した。柔道仕込みの寝技で、アウレリオに続いて五味をサブミッション地獄に陥れるのか?
「五味伝説の第二章」全てはここから。夏の終わりのPRIDE武士道、いよいよメインイベント!
 バロンの入場に続き、五味の登場。フードを被り、ステップを踏みながら会場を見渡す五味の表情は明らかに5月の時とは違う。威風堂々、自信を漲らせて五味がリングイン!

第11試合 PRIDEウェルター級グランプリ 2回戦1R10分、2R5分
2R終了 判定 3-0
日本期待のホープがリベンジマッチに臨む。4・2有明大会では優勢に試合を進めた三崎がヘンダーソンを後一歩まで追い込むも、判定負けという苦汁を飲まされてしまった。その後、かつてのライバルであるヒカルド・アルメイダの元で猛特訓を積んできた三崎。「彼に教わったテクニックや自分の判断を、上手くミックスさせて本来の自分の良さを引き出す」と戦前に語った三崎は、日本人初のヘンダーソン超えに向け気合十分。GRABAKAヒットマンの照準は定まった! 
 対するヘンダーソンは初代ウェルター級王者。今回のトーナメントに向けても「自分が頂点に立つ気持ちは変わらない。その部分では絶対に誰にも譲らないよ。もう一度ウェルター級GPで優勝する自信がなかったら、この場にはいないさ」と“優勝”の二文字しか見えず、三崎との再戦は王者にとって関係ない。ただひたすら目の前にいる相手は誰でも叩き潰すだけだ。
 まずは、三崎が背中を見せる形で観客の前に姿を現した。フード付きのノースリーブ姿の三崎は入場テーマ曲に合わせるようにリズムを取りながら、臨戦態勢の表情でリングインした。セコンドは同門の菊田早苗、石川英司。そして先ほど試合を終えたばかりの郷野聡寛がつく。
 続いてヘンダーソンがベースボールキャップを被り、黒いTシャツを着てゆっくりと花道を歩く。後ろではセコンドがウェルター級のベルトを掲げる。セコンドにはマット・リンドランドがつく。

第10試合 PRIDEウェルター級グランプリ 2回戦1R10分、2R5分
2R 4分17秒 アームバー
この2ndROUNDで勝ち残れる日本人がいるとしたら、それは郷野だという声が多い。豊富なキャリアと卓越したテクニック。最も安心感のある選手だと言えるだろう。開幕戦で披露したDJ GOZMAの入場ダンスが話題を呼び、今大会ではさらなる予算を投入して“DJ GOZMAのサタデーナイト・フィーバー”を繰り広げると予告している。入場で盛り上げ、勝負パンツのコスチュームで盛り上げ、試合は“そこそこ”でマイクでまた盛り上げる、と郷野。「ムサシはオランダのボクシングのチャンピオンなんだって? 手だけの闘いなら俺の方が上。なんてったって、俺は日本チャンピオンなら獲る自信があるから。世界クラス…いや、東洋太平洋くらいはあるな」と豪語する。
 一方のムサシは「郷野の入場ダンスは僕も楽しみだよ(笑)。ああやって時間をかけて入場してくれれば、僕もリング上で集中する時間ができるし、体も温められる」と余裕を見せる。とても21歳の若者とは思えないほどの落ち着きぶりだ。「きっと郷野は相手を疲れさせる作戦を考えていると思うけど、僕はその作戦には乗らないよ」と、対策もバッチリのようである。前回の厳しい表情とはうって変わり、終始にこやかでリラックスした表情だったムサシ。PRIDE2戦目ということで落ち着きが生まれたようだ。“恐るべき21歳”ムサシが世界の頂点を目指して驀進するか?
 ムサシはうつむきながら静かな入場。まるで入場では郷野にはかなわないとばかりに。郷野は前回と同じ曲で、白いスーツに真っ赤なアフロのDJ GOZMAスタイルで登場! 今回のバックダンサーズは全身白タイツにアフロだ! ダンサーズとの揉め事を繰り返しながら、見事なダンスを披露した後、リング上では勝負パンツをついに公開した。そこには「揚げ↑揚げ↑エビ☆フライ 名古屋だけに」と書かれている。場内も郷野のパフォーマンスですでにアゲ↑アゲ↑である。

第9試合 PRIDEウェルター級グランプリ 2回戦1R10分、2R5分
1R 2分30秒 アームバー
優勝候補と呼び名の高いパウロが、GPに残った唯一の柔術家としての誇りをかけて、圧倒的なテイクダウン能力とグラウンドテクニックでこのトーナメント準決勝に臨む。BTT爆撃機が立ち向かってくる敵を追撃するか?
 対する長南は前回大会で判定勝利を収めるも、持ち味である殺気を全面に出すことはなかった。今回の試合に向けては戦前、「コンディションは最低」という長南だが、「自分は失うものがなにもないので、突っ込んで行ってやるだけです」と大物食いに迷いはない。トーナメント制覇に向けて突き進むのみ。
 青いネルシャルを着たパウロが先に登場。セコンドには同門のムリーロ・ブスタマンチが付いた。続いて黒いフードを頭からすっぽりかぶった長南がピラニア風のマスクを装着しリングイン。コールの際にはパウロを睨みつけ、臨戦態勢十分だ。長南のセコンドは中村和裕。

第8試合 PRIDEウェルター級グランプリ 2回戦1R10分、2R5分
1R 4分9秒 スリーパーホールド
ウェルター級GP唯一の外国人対決は、開幕戦で巨大なインパクトを残して優勝候補に名乗りを挙げた者同士の闘いとなる。
 常に自信満々なカーンは、「特にキックが上手いね。それとキックボクシングのスキルとフットワークがいい」とスロエフを評しながらも、「しかし、俺の方がプレッシャーの掛け方が上手いし、全体的に上回っているから、彼に脅威は感じないな」と余裕を伺わせる。「リング上で闘う自信は150%ある」と自信を漲らせるカーン。アメリカン・トップチームに移籍したことで、その潜在能力が完全に開花したようだ。でも、カーンはまだ満足していない。「GPで優勝するには今以上の練習が必要だ。ベルトは必ずチームに持って帰る」と向上心がある。
 カーンとは対照的に物静かで冷静なスロエフは、不気味ささえ感じさせる。「ロシアでヒョードル兄弟たちと1ヵ月間の合宿を行った。その内容は長くなるから言えない」と多くを語らず、「デニスには前から興味があったので知っている。戦略はリングに出て闘うのみ。いい試合になるだろうね」と以前からカーンを研究していたかのようだ。強烈なパンチが持ち味だが、「グラップリングも含めて俺は準備が出来ている」とカーンの得意分野であるグラウンドになっても大丈夫と語る。
 決勝戦で行われてもおかしくない実力者同士の対戦。韓流VSロシアン、決勝トーナメントへ駒を進めるのはどっちだ!?
 スロエフは迷彩柄のトランクスに赤いTシャツを着て入場、表情ひとつ変わらず何か動作をするわけでもなく、静かにリングに上がった。セコンドにはヒョードルとゼンツォフの姿が見える。カーンはパーカーのフードを被り、鋭い目つきでゆっくりと花道を進む。トップロープを飛び越えてリングイン!

第7試合1R10分、2R5分
1R 4分25秒 アームバー
アントニオ猪木×モハメッド・アリのメモリアル30周年イヤーにあたる今年、“リアルプロレスラー”美濃輪がプロボクサーのバタービーンと闘う。今大会では、プロボクサーの闘い方を取り入れたプロレススタイルを創り出そうとしている美濃輪は80kg以上重いバタービーンを相手にどう勝負を挑むのか? ヘブンを卒業し、超人へと化す“新型ヘブン”の投入も予告しており、美濃輪から目が離せない。
 一方のバタービーンは腕力が凄まじいハードパンチャー。総合に転向後は6連勝中と波に乗っている。アメリカン・トップチームで寝技に磨きをかけているバタービーンに死角は全く見当たらない。
 まずはノーガウンでバタービーンが登場。続いて、いつもの入場テーマ曲とは違う曲で黒いショートパンツ姿の美濃輪がゆっくりとリングイン。セコンドにはパンクラス時代の仲間である柳澤龍志、窪田幸生、石井大輔がついた。

第6試合 ライト級ワンマッチ1R10分、2R5分
1R 6分35秒 ドクターストップ
「俺は夏に試合をすると負けるというジンクスがあるんで、それを今回は破りたい」というほど夏が苦手なマッハ。プロ初敗北を喫したのも夏だった。特に今回はなかなか体重が落ちず減量にはそうとう苦しんだという。「もう2度と、夏に試合はしない! 夏の試合は今回で引退です」と、最後の夏の闘いに挑むつもり。だからこそ勝ちたい、とマッハは言う。「これで負けたら悔しいから、また夏にやるかもしれないけど、勝ったら夏にはもう試合やらない。そういう意味で燃えている。俺は強い人とさんざんやってきてますから。今回は自然に勝つ! とにかく夏に勝つ!」と意気込んだ。試合2日前には31歳の誕生日を迎え、「笑って東京に帰りたい」とマッハ。
 対するアゼベドはこれがPRIDE初参戦。「僕には子供の頃から二つの夢があった。ひとつはPRIDEに上がること、もうひとつはPRIDEで勝つこと。ひとつの夢はかなったから、間もなくもうひとつの夢もかなうでしょう」と不敵に宣言した。現在9連勝中で、「マッハ戦を記念すべき10勝目にしたいね」というアゼベドの武器はグラウンドだが、「一番の武器はビッグハートだ」と言い、「周りのみんなが驚く結果を残してみせる」とアップセットを狙う。あのパウロ・フィリオが「彼のことは前から知っていて、彼はテクニックがあるしハートも強い選手。彼が武士道に出ると聞いて、とても嬉しかったんだ。アゼレドならきっといい試合が出来ると確信しているよ」とお墨付きである。
 アゼベドは派手なTシャツを着て、両手をグルグルと回しながらテーマ曲に合わせてステップを踏みながらの登場。リングインすると両手を大きく広げてアピールする。マッハは久しぶりに「不死身のエレキマン」で入場、たっぷりと汗をかき、口は半開きで目がすわっている。こんなマッハを見るのは初めてだ。リングに入ると、鋭い目つきでアゼベドを睨みつける。これも珍しい。

第5試合 ライト級ワンマッチ1R10分、2R5分
2R終了 判定 3-0
「石田君なら襲名してもいい」と、高田・統括本部長のお墨付きで今大会から“新・青春のエスペランサ”の異名を授けられた石田。前回大会では、五味隆典から一本勝ちを奪ったマーカス・アウレリオを破り今勢いに乗っている。そして“絶対に切られないタックル”と“無尽蔵のスタミナ”である永久電池を武器にPRIDE3戦目に挑む。現ライト級王者の五味からも次の防衛戦の相手として名指しされた石田にとって、今試合は重要な意味合いを持つ。
 対するマルセロはヒクソン・グレイシーの家に住み込み、ヒクソンから茶帯を、ホイラー・グレイシーから黒帯を授与された実力ある柔術家。過去には元柔術世界王者のヴィトー・“シャリオン”・ヒベイロの腕を破壊したという伝説を持つ。今ではシュート・ボクセ・アカデミーに所属。柔術を指導する傍ら、試合では必ずメンバーのセコンドに立つ立役者である。そしてアグレッシブなファイトを身上とする。
 最初に黒い柔術衣姿のマルセロが登場した。続いて青いTシャツに修斗環太平洋ウェルター級のベルトを腰にはめた石田が花道を歩く。手には日の丸の旗を持参している。先ほど試合を終えたばかりの川尻が友情セコンドについた。

第4試合 ライト級ワンマッチ1R10分、2R5分
1R 29秒 KO(スタンドでの膝蹴り)
川尻が試合前から凄まじいほどの自信を見せている。「やることは全てやって来ましたから、今回の試合は盛り上がると思いますよ。今までに無いくらい、自分の中で自信があるので試合が楽しみです。強くなった自分が楽しみなんです」と、昨年のライト級GPでの五味戦以来、取り組んできた肉体改造を始めとする新しい練習環境の成果を早く試したいとウズウズしていた。試合前の会見では「俺の拳で全てをぶち壊す」と宣言、今までの自分のイメージや過去の敗戦など、全てをぶち壊して拳ひとつで未来を切り開いていくという。
 一方のブレナンは以前83kgで参戦していたが、今回から73kgに体重を絞って臨む。アメリカを代表するグラップラーであり、「打撃の中でチャンスを見つけてテイクダウンし、グラウンドゲームに持ち込みたい」とゲームプランを語る。「川尻からサブミッションで一本を獲る自信があるよ」と不敵に笑うブレナン。試合20日前には毒蜘蛛に咬まれるというアクシデントで一時は試合出場が危ぶまれたが、不屈の闘志でコンディションを仕上げてきた。
 両手を大きく広げて登場したブレナンは、花道を歩きながらカメラ目線でウインク。リングインした後もカメラに向かってお辞儀する。川尻は目を瞑って大きく深呼吸、一歩足を踏み出すとステップを踏み、大きく吠えて花道を歩き出す。気合い満点の表情の川尻を、名古屋のファンが大歓声で迎える! ブレナンと向かい合うと、激しくガン睨み!

第3試合 ライト級ワンマッチ1R10分、2R5分
2R終了 判定 3-0
五味隆典の弟分であり、DEEPライト級王者である帯谷が満を持して武士道デビューする。スタンドでもグラウンドでも殴って殴って殴りまくるアグレッシブなスタイルを身上とする帯谷は、リミッターを外して今宵、武士道のリングで暴れ回る。対戦相手のメレンデスも同じく武士道初参戦となるのだが、早くも五味と闘いたいと意欲を見せる。「ムカついてます。『100年早ぇよ』ってところを自分が思い知らせてやろうと思っています」と帯谷は臨戦態勢十分だ。メレンデスは修斗のリングで活躍する選手。高谷裕之、佐藤ルミナ、植松直哉といった日本人ファイターを次々に破っており強豪だ。ヴァンダレイ・シウバを彷彿させる喧嘩ファイトで帯谷の首を狙いに行く。
 最初に黒Tシャツを着たメレンデスが花道ダッシュで登場した。次に「RASCAL」とプリントされた迷彩のロングコート姿でリングイン。

第2試合 ライト級ワンマッチ1R10分、2R5分
1R 1分58秒 トライアングルチョーク
日本が誇る世界トップクラスのグラップラー青木が、いよいよ武士道に初見参。修斗でもかつてマッハが保持していた世界ミドル級王座を獲得し、いま最も注目される若手格闘家の一人である。「サブミッションは地味だと思われがちですけど、僕は『派手で色のついたサブミッション』を見せます」と語る青木は、今回もサブミッションによる一本勝ちを狙う。代名詞となっている“跳び関節”も「チャンスがあったら狙いたい」と、グラップリングの魅力を魅せ付けるつもりだ。
 対戦相手はデビュー以来実に19連勝という脅威の金字塔を打ち立て、全米を恐怖に陥れた“首刈りジェイソン”。その異名どおり、チョークなど首を狙ったフィニッシュホールドが多いアメリカン・グラップラーである。パウンドも強く、前回の初参戦ではタフなウォンジンをTKOに破っているのだ。「地獄へ飛び込むような気持ちで攻める」をポリシーとしているブラックだけに、青木とは火の出るような激しいグラップリング対決を披露してくれそうだ。
 セサミストリートの可愛いTシャツを着て、ブラックが入場。もみ上げまで繋がる髭を生やして、リングに上がるとニッコリと笑う。青木は赤い柔術衣を着て、自らの入場曲をシャウトしながら花道を進み、“足関十段”今成正和とガッチリ握手。リング下では四股を踏み、リングインすると右手を上げてグルグルと回る。柔術衣を脱ぐと、なんと青木はド派手な黄色いロングスパッツ!

第1試合 ライト級ワンマッチ1R10分、2R5分
2R終了 判定 3-0
PRIDE武士道初参戦となる両者が激突する。日沖は修斗ライト級で177センチという恵まれた長身に加え、打・投・極全てに長けているオールラウンドプレイヤーであり、関係者やコアなファンの間では評価の高い選手である。今年にはカナダの総合格闘技イベント『TKO』にてフェザー級のチャンピンに戴冠している。「格闘技に賭けている人間を持つオーラを僕から感じて欲しい」と地元名古屋で燃える日沖は気合十分だ。
 対するカランはヒクソン・グレイシーの愛弟子ペドロ・ソーヤーから学んだ柔術テクニックを武器に、アメリカの総合格闘技のリングで活躍している選手。こちらも打・投・極のバランスのいい選手であり、過去には山本“KID”徳郁と判定まで持ち込む熱戦を展開している。「この一戦はファンが望むような試合展開となるだろう」両者は口を揃えた。
 タンクトップに黒いニットキャップ姿のカランが花道をダッシュしながら登場。そして気合の入った表情でロングガウン姿の日沖がリングイン。

武士道挑戦試合5分2R
2R終了 時間切れ 引き分け
共に名古屋出身、兄弟揃って格闘家という格闘ブラザースの兄同士が対戦する。
 阿部は約1年ぶりのPRIDE参戦、「前回は何も出来なかったので今回は試合を楽しみたい」と武士道へのリベンジを誓う。大会前には母校のレスリング部の合宿に参加、友人であるジョシュ・バーネットからはメールでアドバイスが届いた。松下のパンチと柔道で鍛えた足腰を警戒するというが、「僕としては打撃だけじゃなくて、総合格闘技をやりたいんですね。テイクダウンして上から攻めるっていうのが理想」と、総合力で勝ちたいとコメントした。
 地元・名古屋を中心に活動する松下は、「PRIDEのブランドというのが欲しいというか、選手としてはもちろん、僕の商品価値を上げるという部分でも出たいと思うようになりました」と、PRIDEで名を挙げる野望を燃やす。「僕は常にアグレッシブに闘うということを心がけていて、試合中に何か自分の売りを見せたいと思っているんです。例えば打撃だったり、投げだったり、逆にディフェンスでもどんな態勢になっても絶対に倒れないとか、そういうものを何か見せたいですね」と、勝ち負けに拘らず面白い試合を見せたいと語った。
 髪の毛を逆立て、赤のトランクスで兄弟を引き連れて入場する松下。続いて阿部は弟が先導し、メダルを首にかけたキッズレスリング教室の子供たちが迎えた。

武士道挑戦試合5分2R
1R 3分12秒 アームバー
“Uの遺伝子対決”となったこの一戦。池本は元UWFの選手が会長を務めるライルーツコナンの元で格闘技を始め、U系の技術を教わっている。対する池本は元UWFインターナショナルの田村潔司を師匠に持ち、回転体の動きが武器。過去に一度、両者は『リアリズム』の舞台で対戦が決まっていたのだが、流れてしまった経緯がある。「それ以降、中村選手とは闘いたいとずっと思っていました」(池本)。「動きのある試合をする人なんで、池本選手は好きな選手なんです」(中村)。相思相愛の両者があいまみえるこの一戦。動きの止まらない試合を持ち味にしてる両者だけに、凄まじい“回転体”の試合展開が繰り広げられ、武士道の歴史に残る名勝負になることは間違いない!
 まずはノーコスチュームで黒いショートタイツの中村がリングイン。スネにはUの象徴であるレガースを着用している。続いて白いTシャツ姿の池本が気合十分に登場。
大会名称PRIDE 武士道 -其の十二-
開催日2006年08月26日
会 場名古屋市総合体育館レインボーホール