いよいよメインイベント。瀧本は敗れたが、ここまで三崎の先輩の郷野、長南の二人が2nd ROUND進出を決めている。三崎も続きたいところだが、相手は美濃輪、長南、近藤をことごとくKOで破っているバローニだ。出だしのマッスル・ラッシュを凌げるかどうか? 勝敗はそこにかかっていると言っても過言ではない。
試合当日、三崎は自分の部屋を綺麗に片付けてから家を出る。もう二度と、この家には戻って来れないという、戦場に向かう気持ちで試合会場へ向かうためだ。「試合後のインタビューは郷野さんと一緒に受ける。郷野さん、少しの間、待っていて下さいね」と勝っての“生還”を誓う三崎。「相手の筋肉を利用して勝つ」と、謎の言葉を残す。
「三崎は俺の体が羨ましいだけだろう? 俺の筋肉を利用して勝つ? さっぱり意味が分からないぜ」とあざ笑うのはバローニだ。「だったら俺は、お前のアゴを利用して勝つ。男らしく打ち合え!」と三崎への挑発を繰り返した。三崎もバローニの挑発を一笑に付し、「打ち合いが男らしいというのは勝手な価値観でしょう。僕は自分が楽しむ事しか考えてませんよ」と“自然体”を貫いた。
“自然体”か“マッスル”か? 日米の意地を賭けて、メインイベントで激突する!
サングラスに赤の派手なロングガウンを身にまとったバローニは、入場曲に合わせて体をムーブさせる。TVカメラにはガウンの前を開いて、自慢の筋肉をアピールだ。一方、三崎は左右に激しいステップを踏みながらの登場。両腕をグルグルと回し、リング上のバローニを花道から睨みつけ、バローニもこれに視線で応戦する。リング上とリング下で激しい火花が散る! リング下で祈りを捧げ、三崎がリングイン!