PRIDE 武士道 -其の十三-
2006.11.05 横浜アリーナ
PRIDE
第12試合 PRIDEウェルター級グランプリ2006 決勝戦1R10分、2R5分
2R終了 判定 2-1
 試合前、島田ルールディレクターがリングに上がった。ここで重大発表が。
「決勝戦で行われる予定だったパウロ・フィリオVSデニス・カーンですが、試合終了後、ドクターチェックで試合可能となったんですが、休憩時にもう一度ドクターチェックをしたところパウロ・フィリオ選手が左ヒザ靭帯損傷の疑いで試合続行不可能となりました」
 なんとフィリオがドクターストップ! よって、トーナメントルールに則ってフィリオに敗れた三崎が勝ちあがり、カーンVS三崎の決勝戦となった。
 急な事態に三崎の準備が出来ていないとのことで、しばらくの間インターバル。イベント開始時間から5時間41分後の21時42分、顔を腫らせた三崎が入場口に姿を現した。闘いの神は奇跡の大逆転勝利に微笑むか? カーンは白いパーカーのフードを頭からすっぽり被り、実に落ち着いた表情で入場。表情は全く変らない。

第11試合 PRIDEライト級タイトルマッチ1R10分、2R5分
2R終了 判定 2-1
 アウレリオへ復讐の時来る! ライト級のベルトを賭けた人生初となるリベンジマッチに挑む五味は非常に落ち着いた表情で直前インタビューに応じた。「新しい生活環境で移動しながら、自分の出来る範囲で調整してきました。今年初のベストコンディション? そこまでやり込みましたよ。去年、一昨年の大晦日と同じに状態に仕上げてきた」という五味。大きなプレッシャーがあると想像もつくのだが「バッチリに仕上げてきたんで、あとは楽しむだけですよ。好きなようにやろうと思ってます。もう余計なプレッシャーはないんで、好きなようにやるだけですよ」と話す。五味に横浜はPRIDEデビュー戦となった思い出の土地、「ただ歌が上手いからって横浜アリーナで歌えないですよ。仲間と一緒にリングに立つことができて、こんな大きな舞台を用意して試合ができるなんてない。かけがえのない人生だと思って闘います」と、五味らしい独特の感覚でこの試合を形容した。
 一方、アウレリオは五味からのタイトル奪取に自信を見せた。通常体重83kgから絞り込んでくる体のフィジカル的な強さはもちろん、今回はムエタイで世界王者になったモハメッド・オワリとマンツーマンで打撃の特訓を積んできた。オワリに仮想・五味を演じてもらうなど対策は万全。「応援してくれる家族のためにもベルトを必ず持ち帰る」と、不適な笑みを浮かべた。
 入場ゲートに現れたアウレリオは大きく手を上げてアピール。五味は大きく息を吐き出して、ベルトと共に入場する。ブラジル国家を聞きながら、胸に手を当てて国旗をジッと見つめるアウレリオ。そのアウレリオとは対照的に五味は小刻みに体を動かして君が代を聞く。互いに視線を合わさないまま、試合のゴングが鳴り響く!

第10試合1R10分、2R5分
1R 3分57秒 トライアングルアームバー
 急遽、ギルバート・メレンデスから対戦相手が変わった青木。大一番から一転、無名選手との対戦になったことで青木のモチベーション低下が心配されたが、本人は「相手が誰でも関係ない。試合をすることは一緒だから、相手がメレンデスだろうが誰だろうが自分のやることは一緒」と、全く精神的な動揺は見られない。それどころか、「衝撃的なサブミッションをお見せしたい」と名古屋に続いてのサブミッションでの一本勝ちを宣言する。
「前回と同じ黄色いロングスパッツだと申し訳ないので、今回は秋の新着ロングスパッツでいきます(笑)。黄色に一工夫加えたので、楽しみにしていてください(笑)。スパッツに注目して、サブミッションにも注目してくれれば面白い試合になると思いますので、応援よろしくお願いします」青木は試合前とは思えないほどの明るさと落ち着きぶりで語っていた。
 対するフレンチは、佐伯広報によると「マット・ヒューズの再来と呼ばれていて、来年の武士道に呼ぼうと思っていた隠し玉」だという。「青木君の気が抜けていれば、確実に一本獲られる相手。得意技はサブミッション」とのことで、青木との寝技合戦が期待されるところだ。
 試合前日の公開会見では激しい睨み合いを展開した二人。日本が誇るグラップラー青木か、それともアメリカの秘密兵器クレイか?
 クレイは渋い入場テーマにのって、微笑みながらの入場。初参戦とは思えないほどリラックスした表情だ。青木は白い柔術衣に身を包み、『バカサバイバー』を口ずさみながら花道を進んでいく。途中、盟友・今成正和と抱き合う。コールを受けるとクレイを激しく睨みつけた。

第9試合1R10分、2R5分
2R終了 判定 3-0
「PRIDEでは僕が川尻君よりも先にベルトを獲ります」とベルト獲り宣言をした石田。決して口にはしなかったものの、自分が勝っているマーカス・アウレリオがタイトルマッチに挑戦することが悔しかったのだろう。またクリスチャーノ・マルセロ戦での反省を踏まえ、本格的な打撃のトレーニングに着手。「これからはもっと動いて極めにいく試合をしたい」と、これまでのフルパワーファイトから面白い試合をすることを目標に掲げている。念願のPRIDEライト級のベルトに向けて、どんなインパクトを残せるのか?
 その石田の前に立ちはだかったのはデビッド・ベルクへーデン。ブラジリアン・トップチーム結成前から、ムリーロ・ブスタマンチに師事していたという古豪で、スウェーデンに在住しながら、年に数回ブラジルに渡ってトレーニングを続けるというファイターだ。これまで80kgよりも重い階級で闘ってきたこともあるベルクへーデンは、この試合のために73kgまでの減量を敢行。「特別に大変なことはなかったよ。体重を落とすことが退屈だっただけだね」と笑い飛ばした。北欧系ファイターとして、ヨアキム・ハンセンに続くことができるか? ベルクへーデンのセコンドには先ほど試合を終えたばかりのブスタマンチが付く。石田はいつも通り国旗を手に、川尻らを引き連れてリングへ上がった。

第8試合1R10分、2R5分
2R終了 判定 3-0
“最先端”を今回のテーマに掲げる美濃輪。「前回の自分は新型という意味で、新しい自分でもあり古い自分でもありました。今回は新型のイメージで常に試合の時は最先端を感じていたい。自分だけじゃなく、みなさんも最先端で動いていると思うんですけど、最先端を感じながら最先端を突っ切りたい、と感じました」と、分かるような分からない説明だ。コスチュームも赤から黒に変え、「黒の自分を出したい」という。
 対するバートンは新日本プロレス、全日本プロレス、WWEで活躍した生粋のプロレスラー。その部分はやはり強く意識している美濃輪は「今回の相手はアメリカンプロレスラーというところもありますし、相手も相手で自分自身がどうするかが一番のテーマですね」と、自分のリアルプロレスで対抗するつもりだ。
 そんな美濃輪に「彼がリアルプロレスラーと名乗っているのはどうかと思う」と文句をつけるのは、プロレスラーとしてのプライドを誇るバートンである。「ヤツはプロレスの試合をやってないだろう? やってないのにプロレスラーを名乗るのはおかしいと思うぜ。いいか、日曜日は美濃輪に本物のプロレスを教えてやる!」と、元祖プロレスラーとしてリアルプロレスラーに挑戦状を叩きつけた。
 今回も圧倒的な体格差がある美濃輪は、いかにしてこのプロレスラーを攻略するのか? 「超人になる」と宣言した“黒い”美濃輪の最先端ぶりに注目だ。
“大人の事情”により美濃輪の特訓シリーズVTRは流れなかったが、試合を前に場内は大いに盛り上がる。巨体をパーカーに包み、のっしのっしと入場するバートン。美濃輪は静かな前奏にのって姿を現す。左腕にはいつもマント代わりにしている日の丸の旗を巻きつけている。前に進んだかと思えば後ろへ下がり、また前に進んだかと思えば後ろへ下がる。テーマ曲に合わせて走り出し、立ち止まって見栄を切ると再び走り出す。そして、トップロープを飛び越えてリングイン。美濃輪が四点ポジションでのヒザ蹴りを認めたため、この試合は通常のルールで行われる。

第7試合1R10分、2R5分
2R終了 判定 3-0
“GRBAKAの総帥”菊田早苗がウェルター級転向への決意と共にPRIDEのリングに帰ってきた。しかし通常体重で90kg弱はあるという菊田にとって、83kgまでの減量は未知の領域。試合が決まったのが大会の3週間前という期間の短さもあり、参戦発表記者会見では「対戦相手よりも体重を落とせるかどうか」と減量苦を予想した。大会二日前のインタビューでも「予想以上に苦しいです。あと1日で頑張って落とします」と語っていた。果たして減量の影響がどこまで試合に影響するか…!?
 対するフランソワ・レノグはベトナムの伝統格闘技ボートラッツの使い手という変わって経歴の持ち主。日本でこそ知名度の低い選手だったものの、先日のパンクラス大阪大会であの近藤有己と引き分けるという実績を残し、PRIDEへの切符を手にした。チェックのシャツにキャップを被って現れたレノグ。フランスの国旗を持ったセコンドを引き連れての派手な入場だ。菊田は道衣に身を包み、入場ゲートで大きく息を吐き、落ち着いた表情で花道を歩き、リングへ向かった。三崎と郷野が見つめる中、ゴングがなった。

第6試合1R10分、2R5分
1R 54秒 フロントチョーク
 昨年4月、総合格闘技14戦無敗の実績を引っさげてPRIDE武士道に初参戦したパンクラスの前田。しかし、結果は無残だった。秒殺KO負けでプロ初黒星を喫してしまったのである。「戻ってくるまでに1年半かかりました」と前田。「この1年半、自分が何をしてきたのかを見てもらいたい」という前田は、もっと大きな相手とも闘えるように体を大きくしてきたという。パンクラスのフェザー級チャンピオンとなっての第一戦、団体の看板を背負った闘いでもあり、前田のPRIDEリベンジもかかっている。
 一方のピアソンはPRIDEのビデオを『PRIDE.1』から全て揃えているという“アメリカのPRIDEオタク”であることが発覚。名門ミレティッチMAで修行を積み、あのUFCの絶対王者マット・ヒューズやジェンス・パルヴァーらと共に日々トレーニングに励んでいる。「前田も僕もアグレッシブだから、二人の間に大きな火花が飛び散るような試合になるだろう」と予告する。勝利のほとんどを三角絞めで勝利しているという、サブミッション・ファイターだ。
 武士道へのリベンジを誓う前田と、武士道での成り上がりを狙うピアソン。野望を達成するのはどっちだ?
 ピアソンは表情を変えずに入場、チームメイトと抱擁してリングインだ。「マエダーッ!」との掛け声が飛ぶ中、前田の入場テーマ曲が鳴り響き、前田が両拳を握り締めながらの入場。花道の途中からは走り、リング上を一周する。

第5試合1R10分、2R5分
2R終了 判定 3-0
 PRIDEデビュー戦ではギルバート・メレンデスの圧倒的な攻撃力の前に散った帯谷。しかしブスカペ戦を前に危機感はなく「結局は練習したものしか出せないんですよ。だから試合では今までやってきたことを100%出して暴れるだけ。生き残りマッチとか言われるけど、僕は全試合そうだと思っています。でも僕はまだ五味さんの半分しかキャリアがないわけだから、楽しんで暴れます」と力強く語った。
 一時は打倒・五味隆典の第一候補に挙げられていたブスカペも、ルイス・アゼレードと川尻達也に連敗し1年以上も欠場、武士道生き残りマッチと言われる試合を闘うまでになってしまった。実はこの期間、ブスカペは手の指と膝に大きな怪我を負ってしまい、治療に専念していたという。「アゼレードには負けてないと思ったし、川尻戦も序盤は自分が試合を支配していた。今回は最初からガンガン行かずに、タイミングを見てKOか一本を狙うよ」と、試合への意気込みを口にした。
 ブスカペは入場曲を口ずさみながら、ぴょんぴょんと跳ねながらノリノリの入場だ。対する帯谷はチーム・ラスカルのロゴが入ったパーカーを着込み、DEEPのベルトを手に入場。セコンドにはJ-NETWORKミドル級王者で盟友の寒川直喜がついた。

第4試合1R10分、2R5分
2R終了 判定 3-0
 初のウェルター級転向試合となるユンだが、柔道時代の体重とほぼ同じということで不安は全くない。大会2日前のフォト・セッションでは見事にビルドアップされた体を披露し、関係者を驚かせている。
「ミドル級の体力と力をそのままにして減量できたし、スピードはさらに上がったので今までと全く違う」と減量の成果を語ったユンは、「柔術の最高レベルの選手と昔からやりたいという気持ちがあった。自分の寝技がどれくらい通用するのか試したかったし、今回はもちろん打撃でも勝負するけど、一番は寝技で勝負したい」と、柔道で柔術を凌駕する野望を燃やしている。
「柔道の技術が高いのでハードな試合になると思うよ。相手がグラウンドを得意としているので、非常にいいグラウンドの展開を見せることが出来るだろうね」寝技勝負は臨むところ、と言うのはブスタマンチだ。ユンはまだPRIDEで白星を挙げていないが、「彼は強い」と評価。ただし、「今回の対戦相手が私なので、残念ながら彼はまだ勝ち無しが続くと思うね」と笑う。
 柔道無冠の強豪か、柔術マスターか? 期待される寝技勝負はどっちが勝つ?
 ユンは柔道衣、ブスタマンチは柔術衣を着ての入場だ。

第3試合 PRIDEウェルター級グランプリ2006 準決勝1R10分、2R5分
2R終了 判定 3-0
“弱者の理論”をぶち上げ、郷野スタイルとも言うべき闘い方で、屈強な外国人選手を撃破。郷野聡寛はついにウェルター級GPベスト4まで勝ち残った。DJ GOZMAとしてのダンスパフォーマンスで観客を魅了し、そのキャラクターで一気にファンのハートをがっちり掴んだ郷野だが、今回のGPに対する想いは誰よりも強い。参戦発表会見では「今回のトーナメントは俺の格闘技人生の集大成になるかもしれないし、もし優勝することになれば、賞金や名誉以上に得るものが大きい。俺にとってGPのベルトは総合格闘技の金メダル」と語っている。
 その郷野の前に立ちはだかるのが、いまやGPの優勝候補大本命となったデニス・カーン。開幕戦であのムリーロ・ニンジャを秒殺、二回戦では卓越したボクシングスキルを誇るアマール・スロエフからダウンを奪って一本勝ちを収めた。会見や公開練習の場で常々「優勝するのは自分」と自信満々に語っていたカーンだが、開幕戦・二回戦の試合内容を見ればその自信にもうなずける。相手の猛攻を凌いで後半に逆転する郷野に対し、試合開始直後のラッシュで相手を仕留めてきたカーン。勝敗の鍵を握るのは試合序盤の攻防となるだろう。
 大会一ヶ月前に婚約者を失くすという悲劇に見舞われたカーン。入場ステージに現れたカーンは白いフードを頭からすっぽりと被ったまま、その表情をうかがい知ることは出来ない。しかしリングに上がった肉体からは闘志がみなぎっている。
 そして郷野、注目の入場。いつもの入場曲が鳴り響くと、黒いガウンを着た人物がステージに登場。GOZMAダンサーズの山宮恵一郎と横田一則がそのガウンを脱がすと、そこにいたには何とDJ OZMA!「ハロー、横浜。アゲアゲですか? DJ GOZMAのマブダチのDJ OZMAです」と挨拶するDJ OZMAは「今日、何のためにここに来たか分かってますか? 俺がデニス・カーン選手を倒す!」とカーンに宣戦布告…と思いきや「それを残念ながらムリだと思います。4秒も立っていられないと思います」とあっさりそれを否定するのであった。
「でも俺は格闘技が大好きです。皆さんは格闘技が大好きですか? PRIDEが大好きですか? そして俺は夢を持っている選手が大好きです。カーン選手もフィリオ選手も強いけど、あの男ならやってくれると思っています。みんなもそう思いませんか?」と、マブダチDJ GOZMAにエールを送るDJ OZMA。高田統括本部長ばりに「男の中の男、郷野聡寛、出て来いや!」とDJ GOZMAを呼び込んだ。
 するとここで数十名のサンバガールを引き連れてDJ GOZMAが登場。完全に入場ゲート&花道を占拠し、超豪華なダンスパフォーマンスを展開すれば、花道中央ではDJ GOZMAとDJ OZMAの夢のコラボレーションが実現する! 格闘技史に残ると言っても過言ではないド派手な入場で郷野がリングへ上がった。
 リングアナウンサーからコールを受けても、表情一つ変えず両手を挙げて静かに観客にアピールするカーン。一方、コールを受けてズボンを脱いだ郷野はGP使用の金色のゼブラ模様のスパッツ! お尻には「このGPも今日でおしゅうまい。横浜だけに」のプリント入りだ。

第2試合 PRIDEウェルター級グランプリ2006 準決勝1R10分、2R5分
1R 9分43秒 アームバー
ウェルター級GP開幕前から“絶対優勝候補”として不動の地位を築いていたフィリオ。その予想通りFINAL ROUNDまで駒を進めてきた。大舞台を前にしてもプレッシャーは感じず、「緊張するよりも試合が待ち遠しい気分」と絶対の自信を持つ。今回は様々なパターンで入るアームロックを重点的に練習し、準決勝・決勝戦ともに一本勝ちによる完全制覇を狙っている。さらにはウェルター級を手始めに“三階級制覇”をも宣言した。
「どの技が危険というよりも、彼は存在そのものがデンジャラス」
 フィリオがそのように評する三崎は、「“本当に試合をやるのかな”というくらい、いい意味でいつも通りの自分がいます。試合が近付いて意気込むのではなく、いつも通りの気持ちでここまで来れてますね」とあくまでも平常心。テーマも“無心”だという。意気込むわけでもなく、勝ちを焦るわけでもなく、普段の生活と同じような気持ちでリングに上がる。いわば“達人”の心境というわけだ。
 日本が誇る新鋭が“無心”で大きな壁を突破するのか、それともリアル不敗神話の男フィリオが普通に駒を進めてしまうのか? 最大の大一番、いよいよゴング!
 フィリオはお気に入りのチェック×ノースリーブのシャツを着て、花道を走って入場。リング下で祈りを捧げ、トップロープを飛び越えてリングイン。両拳を突き上げて天を仰ぐ。三崎は後ろを向いての登場、気合いを発し、花道で左右のステップを踏みながら両腕をグルグルと回し、かなり険しい表情で花道を進む。三崎はリングに入る前にぐるりと場内を見渡した。三崎もフィリオも目を合わせず、

第1試合 PRIDEウェルター級グランプリ2006 リザーブマッチ1R10分、2R5分
2R終了 判定 3-0
世界最高峰の4人が勝ち残ったPRIDEウェルター級GP決勝戦、リザーブファイトに抜擢された二人も世界最高峰のファイターだ。瀧本誠をTKOで撃破し、郷野聡寛をあと一歩まで追い詰めたゲガール・ムサシ。二回戦の郷野戦では「少し勝ちたいというハングリーさがなくなったのかもしれない」と悔やんだが、「僕はまだ若いファイターだからいろんな経験を積むことも大事だよ」と前向きに捉えている。今回の試合に向けて、弱点とされるテイクダウンディフェンスと関節技からのエスケープの強化に励んだ。「僕にはまだ優勝する可能性があるわけだから、優勝するつもりで頑張るよ」とムサシは逆転優勝に望みを託す。
 対するへクター・ロンバードは高い身体能力を武器にPRIDE参戦、GP開幕戦でこそ郷野に敗れたものの、韓国のスピリットMCでは見事に復活の一本勝ちを収めている。柔道をバックボーンにしながらも、「俺は打撃が好き。ムサシがストライカーだと恐れることは何もない!」とムサシとの打撃戦にも自信をのぞかせる。今大会から復活した立木文彦氏のナレーションで会場は大盛り上がり! ロンバードは吉田秀彦を引き連れて花道に登場。ムサシは落ち着いた表情で静かにリングへ上がった。
大会名称PRIDE 武士道 -其の十三-
開催日2006年11月05日
会 場横浜アリーナ