「ハントはK-1のチャンピオンになったこともあるし、昨年の大晦日ではミルコも倒している。もちろん強い敵だと認識しているよ。ハントは自分の中では評価が高く、タイトルマッチの挑戦者になっても驚きはしなかった」このカードが発表された時、ハントの王座挑戦に疑問を持つ声も少なくなかった。ハントは無差別級GPの2ndROUNDでジョシュ・バーネットに一本負けを喫し、決勝にも駒を進めていないからだ。とはいえ、実績を考えると一昨年の『男祭り』ではヴァンダレイ・シウバに初黒星をつけ、昨年はミルコにも勝利している実績がある。
ハントは「前回のジョシュ戦が終わったあとは反省すべき点があったな。自分はまだMMAに参戦して時間があまり経ってないので、学ぶべきことがまだたくさんある。柔術やサブミッションのテクニックに関していうと、自分は今まで逃げることしか考えていなかったが、そこで考えを変えることが出来たんだ」と、何やら変化がある様子。それが何かは言わなかったが、トンプソン同様に“大晦日のクーデター”を目論んでいる。
ゆったりとしたリズムの入場曲でハントが入場、観客の声援に笑顔で応える。金髪には染めず、黒髪のままだ。続いてチャンピオンのヒョードルが静かに、本当に静かな雰囲気で入場する。場内は荘厳な空気に包まれる。ヒョードルはリング下でサンボ衣を脱ぎ捨てると、リングイン! 両国国歌が吹奏され、PRIDEヘビー級タイトルマッチ、いよいよゴングの時! 48,709人(満員)の観客席から大歓声が沸き起こる!