日本中、いや世界中の注目を浴びる一戦がついに実現する日がやって来た。明大柔道部の先輩・後輩でありながら、ライバルとしても競い合ってきた二人。柔道時代の直接対決では吉田が勝利を収めているが、小川は「マジかよ…」と呟くほど敗戦に納得していない。
総合格闘技のキャリアと実績では吉田が上を行くが、小川のポテンシャルは計り知れない。吉田が柔道衣を着るか着ないかも大きなポイントとなってくる。
決して交わる事がないと思われていた拳が、2005年最後の日に一度だけ交わる。歴史的勝利を収めるのは、一体どっちだ!?
場内には控え室の両者が映し出され、大きなどよめきが起こる。小川は故・橋本真也を髣髴させる白いハチマキを頭に巻き、水を一口。吉田はベンチに座り、真っ直ぐに前を見ている。
まずは、小川の入場! 場内のスクリーンには橋本真也の姿が大きく映し出され、「小川コール」が大爆発! さらに小川が花道の前へ立つと、橋本の入場テーマ曲である「爆勝宣言」へと曲が変わる! リングインすると、大きく拳を突き上げた!
続いて吉田が白い道衣に身を包んで登場、両腕をグルグルと回し、エレベーターに仁王立ち。マウスピースを口にくわえ、両手を叩きながら小川の待つリングへと歩を進める。
そして、吉田は道衣を上下とも脱ぎ捨てた!!